バイアウトーサムライ魂を伝える経済小説
- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 講談社
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ハゲタカ2(下) (講談社文庫)
ドラマ「ハゲタカ」を見てファンになり、原作を読みました。
ドラマ版とは、内容が異なりますが、原作も非常に面白い作品でした。
主人公の鷲津雅彦の苦悩を通して、カネだけでは働けない人間の姿が描かれていました。
本書の中に何度も出てくる「サムライ」という言葉、
「戦争はまけないためにやるんです」
「サムライというのは、死に場所を探すために生きることだと多くの人たちは勘違いしている。本当のサムライは、いつどこで死んでも悔いの無いよう、どう生きるかを常に考えているのだ。」
「私は、勝ったわけではありません。ただ、負けなかっただけです」
上記の言葉に、メッセージは収まるように思います。
相手に勝つために戦うのではなく、自分の正義を守るために戦う、戦いがあるということ。
自分の守る正義を踏みにじる相手に容赦はしないけれど、それは相手に勝つのではなく、相手の意見に自分の正義が負けないということなのだと言うことを学びました。
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