「ハゲタカ」観てきました
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ストーリーは、日本の「アカマ自動車」を中国国家がバックのファンドが買収に名乗りをあげ、それを日本人がどう阻止するかというもの。
中国側のファンド代表、劉一華(玉山鉄二)と日本のファンド代表鷲津(大森南朋)の対決が非常に面白かったです。
ストーリーの中心になるのは、「何の為に働くのか?」「誰のためにに働くのか?」というもの。
ドラマでもそうでしたが、鷲津さんがなんといってもかっこいい。
かつて、200万円の融資を打ち切ったために、町工場の社長を自殺に追いやった過去を持つ鷲津が、「カネ」がなければ生きていけない社会で、どうやって「カネ」と「生きる」ことに折り合いをつけていくのかが描かれています。
ストーリーについてはネタバレになるので詳しくはかけませんが、今日的な話題を入れるために期間工も登場人物にでてきました。
期間工・守山翔(高橋健吾)に、劉一華がいう台詞
「お前は誰でもいい存在じゃない。誰かになるんだ。何者かになるんだ」
というのは、「カネ」という価値でつながれているという点で、ハゲタカファンドの劉も、期間工も、大企業の社長も変わらない現実についての、スタッフの問いかけだと思いました。
青臭くても、好きなもの、自分の夢の為に働き、生きるていかなければ、誰も幸福になれません。
「カネ」がなければ生きていけませんが、「カネ」そのものが幸福ではないこと。
鷲津が「強欲が善の時代は終わった」と言い放ちます。
とてもよい映画だったと思います。
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