マインドマップが本当に使いこなせる本−これでやっと腑に落ちた

ペンとノートで発想を広げる“お絵描き”ノート術 マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本 (アスキームック)

ペンとノートで発想を広げる“お絵描き”ノート術 マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本 (アスキームック)

これの1つまえのアスキームックを購入して、マインドマップについて大体理解していたつもりでしたが、今回の「本当に使いこなせる」というのは看板に偽りなしでした。

マインドマップの発案者、トニープザン氏に直接講習を受けたという場面で、マインドマップ使いの人のうち何人もが「自分はマインドマップが分かっていませんでした」と告白したところが印象的でした。

またパソコン上のでマインドマップソフトが、本当の意味でのマインドマップになっていないという理由が分かりました。
マインドマップのソフトは沢山出ていますが、ほとんどが、「チャート作成ソフト」の域を出ていないものばかりです。

中央にテーマを書いて、枝をつけて枝の先にまた枠をつくってそこに文字を入力するというスタイルです。
私も手書きでマインドマップをつくるときはそのようにしていました。絵を描くこともありますが、それはおまけのようなもので、フローチャートのような図をいくつも書いていましたがこれはマインドマップではありませんでした!
マインドマップ」っていっても、ただのフローチャートに絵がついたものじゃないかと思っていましたが、これは私の勘違いでした。やっとマインドマップというものの概念が腑に落ちました。
これは、たしかにフローチャートとも違うものです。

今回この本を読んで、重要だと分かったのは「イラスト」と、文字は「枝の上に書く」ということでした。
中央のイメージ(イラスト)から、枝をドンドン増やしてマップをつくるのですが、一般のマインドマップソフトは、この枝の上の文字が書けません。処理が難しいからなのでしょうが、手書きのマインドマップは、その枝の上に文字をのせて、そこからまた枝を増やして、枝の上に文字やイラストを重ねていきます。

そうやって改めて、マインドマップを書いてみると、確かに脳がまわっていく感じというか、脳が刺激されていく感じをうけてとても気持ちがいいです。

読んだ本をマップにするという作業は今までやってはいませんでしたが、これからはやってみようと思います。
付録で付いていたiMindmapは、トニープザン氏が監修した「本格的」マインドマップソフトです。

ただ、まだwindowsしかでていません。mac用も早くつくって欲しいとおもいます。宜しくお願いいたします。