王様の速読術

王様の速読術

王様の速読術

この本は、速読学会会長の、斉藤英治氏の本です。

自身の速読法を、第4世代速読といい、斉藤メソッドの速読術を教えてくれる本です。

  • 1冊30分で読む

というやり方を提唱しておられます。
もちろん、速読と言っても、眼球訓練などで、ひたすら文字を読むスピードを上げるかと思いきや、そうではありません。
この斉藤メソッドは、そう言った眼球訓練や、1分間3万字!といったような超人的なやり方はしません。
1冊30分で読むために、一言で言えば、必要なところだけ読むという方法をとります。
2割の時間で、8割の内容を手に入れると言う方法です。

具体的なやり方は

  1. プレビュー(5分)表紙や目次、前書き、あとがきをじっくり読む
  2. 写真読み(5分)見開き2秒というペースを目安に、ばんばんページをめくる
  3. スキミング(20分)写真読みで、気になったところ、必要なところを少しスピードを落として読む。

というやり方です。

本を買って読むと、どうしても勿体ないからと入って、全部熟読しないといけないような感覚になりますが、この情報社会にはそれでは追いつかないと言うことで、1冊30分、気になったらまた後で読もうという割り切りが大事なようです。

そして、

  1. 読む(インプット)
  2. 考える
  3. 書く
  4. 発信(アウトプット)→最初に戻る

この繰り返しで、知識を蓄え、知識を知恵に転換し、英知にしていこうという、前向きな本です。

でもこのペースで、毎日1冊本を読むと、1冊1500円とすれば、30日で、4万5000円ですね。
図書館の利用頻度が上がりそうです。

この本自体は、さすがに速読はまだしてなかったので、次の1冊から、この方法を試してみたいと思います。

1冊30分。これが出来たら、確かに1日の生活サイクルが変わりそうです。