成果をあげる
仕事や成果を大幅に改善するための唯一の方法は、成果をあげるための能力を向上させることである。
ひとつの重要な分野で強みを持つ人が、その強みを元に仕事を行えるように組織を作ること。
成果をあげることは一つの習慣である。習慣的な能力の集積である。
成果を挙げるためには、貢献に焦点をあわせる。
(ほとんどの人は権限を気にする。組織や上司が自分にしてくれるべきことや、自らが持つべき権限を気にする)
貢献に焦点をあわせることによって、組織全体の成果に目を向ける。成果が存在する外の世界に目を向けるようになる。
- 組織における貢献(成果)
- 直接の成果
- 価値への取り組み
- 人材の育成
これら三つの領域すべてにおいて成果をあげなければ、組織は腐り、やがて死ぬ
自らを変革できない組織は、明日の変化に生き残ることはできない。
知識ある者は、常に理解されるように努力する責任がある。
他の人が「何を必要とし」「何を見」「何を理解しているか」を理解できるようになる
「組織の業績に対する自らのもっとも重要な貢献は何か」を自問することは、事実上「いかなる自己啓発が必要か」「なすべき貢献のためには、いかなる知識や技能を身につけるべきか」「いかなる強みを仕事に適用すべきか」「いかなる基準をもって自らの基準とするか」を考えること。
- 新しい仕事での気をつけること
「新しい仕事で成果をあげるには何をしなければならないか」を自問する
新しい任務が要求するものについて徹底的に考える。
- 自分を知る
一定期間の後自分を振り返るチェックする
「自分は何がよく行えるか、何が強みか」
「自分は何ができないか」
人は何によって人に知られたいかを自問しなければならない。
- 成果をあげるには
- ビジョンを持つこと
- 誇りを持ち完全を求めること
- 日常生活の中に継続学習を組み込んでいること
- 仕事の評価を、仕事そのものの中に組み込んでいる
- 期待をあらかじめ記録し、後日実際の結果と比較する
- 新しい仕事が要求するものを考える
- 強みは何か
- 何事かを成し遂げるのは強みによる。フィードバック分析
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- 強みに集中し、強みをさらに伸ばす
無能を並みの水準にするには、一流を超一流にするよりもはるかに多くのエネルギーを必要とする。
- 時間を管理する
- 時間を記録し、管理し、まとめる。時間管理の基本
- 時間を無駄に使わせる圧力は、常に働いている。なんの成果ももたらさない仕事が、時間の大半を奪っていく。ほとんどは無駄である。
- まとまった時間を必要とする、細切れではまったく意味がない。
- 成果をあげる秘訣をひとつだけあげるなら、それは集中である。
- 一度に一つのことを行うことによってのみ、早く仕事ができる。
自ら出かけ、自ら現場を見ることを当然のこととしない限り、ますます現実から遊離する
リーダーシップの本質
組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に定義し、確立すること
リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、維持する者である。
組織の役割は、人間一人一人の強みを、共同事業のための建築用ブロックとして使うところにある。
真に厳しい上司とは、つまるところ、それぞれの道で一流の人間をつくることである。
専門知識を一般知識とするには専門知識の所有者たる専門家自らが、自らの知識領域を理解しやすいものにする責任をはたさなければならない。
専門知識それぞれについて先端的な場所にいる者は、自らの知識をりかいさせる責任を負うとともに、そのための大変な作業を進んで引き受けなければならない。