しずかな旅人ー心にしみる話

しずかな旅人 (ほっとたいむプラス)

しずかな旅人 (ほっとたいむプラス)

3つの話に、最後訪れた旅人が何かをいうという本でした。
「白い花」「黄金の木」「あのころ」の3つでした。
その中の「黄金の木」の話が、印象に残りました。
黄金の樹液がでる木を、その木と友達の男の子とが守る話です。木と男の子が友達だと分かった人たちは、木に近寄るのを辞めました。それを不思議に思った猿が旅人に尋ねます。
「あの男の子が木と友だちだからさ、ほかには、なにもない」と旅人は答えました。
友だちを思う心は、金に勝るということが知らされました。

あのころ、くるくるおどっていた。
人にみせるためじゃない。
ただくるくるおどるのが おもしろかった。

小さな子どもは水のように透明でやわらかい」だからすべてを受け入れることができる。すべてになることができる

心が硬くなると言うのは、それそのものが楽しめたり見たり出来なくなることだと思いました。